ﾎｽﾄと私。

指名をｶｽﾞﾔに戻した。

深く追求される事もなかった。

ただ話しを聞くだけ。



ヨシに何度も電話をされたし
弁解もされたけど

私は無理だった。



ｶｽﾞﾔは相変わらずな営業。

来て欲しいとは言わない。

メールをするとちゃんと返す。

同伴はするけどアフターはしない。

キスはするけどエッチはしない。




私は彼氏が欲しかったんだ。
だからｶｽﾞﾔに優しくされても
彼氏じゃないｶｽﾞﾔを見るのが辛かった。


ｶｽﾞﾔと戻った所で昔と変わらないだろう。



最初は楽しめた。

だけど、だんだん

欲しいモノが手に入らない苛立ち。



丁度ヨシから連絡があった。

彼女とは終わった。
やっぱりお前じゃないとダメだ。



尽くしてくれるヨシを知っている。
エッチもデートもしてくれるヨシを知っている。


「枕営業はしない。２度としない。」

ヨシはそう言った。




もう１度信じようかな？

ダメだったら別れよう、今度こそちゃんと。