ホストと私。
「いらっしゃいませ」

スーツを着た背の高い人がいた。

「マリアちゃん久しぶり!」
なんて声をかけてる。

薄暗い店内。
黒を基調としてるのかな。
奥にシャンデリア?
キラキラしてる。

何か別世界みたいだ。


席に着くまでに色々なホストに挨拶された。

でもカッコいいなんて思わなかった。

特にずば抜けてカッコいい人いなかった。

まぁ、立ってるホストは指名ない人とかだから当たり前かも。

カッコいい人は指名で席にいるもんね。


席に着くとマリアちゃんの指名のレン君が来た。

顔はイマイチかな。
でもノリが凄くいい!

私はレン君オススメの仲良しな新人君が着いた。

彼はスルリと席に着いた。

「カズヤです!初めまして!初めてなんだって?」

気付いたらスルリと席に着くようなタイミングでビックリ。

新人だと聞いたけど、随分年上かな?

若いお兄さんという感じ。特にアクセサリー付けてた訳でもないし、茶髪だった訳でもなく、とてもホストには見えない。

顔は綺麗な顔、私の好みじゃない。

初めてのホストクラブ。

当時私はお酒ではないモノで酔っていたし、会話が面白くて、また行きたい!と思った。

帰り送り指名てのがあった、マリアちゃんに任せるままカズヤ君が送ってくれた。

外は明るい。
カズヤ君、顔真っ赤。

でも、顔整ってる。
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