ホストと私。
カズヤ君は本名も住んでる所も教えてくれたけど
私は興味なかったのか聞いてなかった。
本名だけは頑張って覚えたけど、漢字がイマイチ。



何年かたってカズヤ君に会った時
「この前、(道路)で見たよ~」
って言われて

「なんでソコに居たの?」
と聞いたら、その辺に住んでるって言ってた。
あ、そうなんだ・・・と本気で知らなかった。



カズヤ君が言った
「俺、留学したい。だからホストになった」
元々、仕事人間だったというカスヤ君。

ドライブした時
「ココで働いてたんだよ」
と教えてくれた。

「留学したら・・・ついていっていい?」

カズヤ君は喜んで
「当たり前だろー?だからもう少し待ってね」
と言った。


まだ挑戦したいんだって。
1位の継続。

それからカズヤ君は何度も1位になった。

当たり前のように私は我慢が出来なくなった。

応援しときながら
お店でしか会えないカズヤ君に不満を持っていた。





いつしか
「いつ留学するの?」
「お店じゃなくてもっとデートしたい」
と責めるようになっていた。


だんだんホストクラブに慣れると
ホストクラブの事を知っていく。

色恋だとか枕だとか・・・。


私は余計に不安だった。

私達の恋愛って
ホンモノなのかな?
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