白と黒。。。
親父は魂が抜けたように動かなくなった…
『美香。行くよ』
総長は何も言う事なく部屋を出て言った
私も総長の後に続き部屋を後にした
帰り道…
数分…沈黙が続いた中
美香が口を開く
『あの二人…どうなるんですかね…』
『知らないよ。後は二人の問題だから。俺は関係ねえよ!』
『…ですよね。
あ…あの…今日は
ありがとうございました。』
前を歩く総長が軽く手を挙げた
そして何かを思い出したかのように振り返る
『そうそう!これ使え。』
え…?
総長の手には通帳と印鑑が持たれていた
『そ…総長』
『お袋さん病気なんだろ!?相談しろよな〜。
それにこれは総長としてじゃなく新庄絢香としてだから!』
『絢香さん…』
………