白と黒。。。


『ニャ〜オ!』



そこに一匹の猫が美香の足元に近づいてきた



一目見て野良猫と解る程、薄汚れていた



『お前も一人か…』



猫は美香の足元に擦り寄ってきた



まるで何かを求めるように


『ごめんな…何もないんだ…』



美香はその場から立ち去った



その姿はまるで野良猫そのものだった




………
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