白と黒。。。


そして足音が美香の部屋の前で止まった




美香の表情はすでに絶望へと変わっていた




ドアが開かれ、あの男が姿を表す




『久しぶりだね〜。勝手にいなくなったらダメでしょ〜。』



オジサンはあの日の不気味な笑みを浮かべた




『た…ただいま…!あ…あの…お母さんは?』




美香は震える声でオジサンに問いかけた




するとオジサンは更に不気味な笑みを浮かべる



『お母さんはね〜…』




オジサンの含みのある言い方に美香の背筋に寒気が走った




『お母さんはね〜…昨日から三日間、検査入院だよ』




………
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