白と黒。。。


…5分後


『…と言う訳なんです』



話し終えた弘樹は、会った時とは別人と思えるほど元気がなくなっていた



黙って聞いていた雫が口を開く



『ようするに…彼女の事は大好きだけど、何かと会う度にお金が掛かるって事?』



雫の冷静な発言に弘樹は黙って首を縦に振った



『そっか…でも女の子は皆、デートでお金出して欲しいんじゃないかな?』



雫は少し申し訳なさそうに言った



しかし弘樹は下を向いたまま首を左右に細かく振った



………
< 154 / 237 >

この作品をシェア

pagetop