aiuta

よかった・・・


いくらか気が楽になった。


いままでずっと


たかひろの隠し事に


なやんできたのだから。


でも・・・


楽になったのもすこしだけ。


このあと、あたしは


とても苦しむ事になるのだ。



帰り道・・・


「・・・。」


さっきからたかひろは


黙りっぱなし。


「どうしたの??」


「・・・。」


「ねぇっっ!」


「・・・。」


何を聞いても答えない。


「たかひろ!!」


「・・・え?あぁ、何??」


やっと聞いてくれた。


「どうしたのってきいてんじゃん!


さっきからボーっとして!!


どうしたの!?」


「なんもねぇよ。」


・・・。


やっぱり隠し事してるよ。
< 27 / 65 >

この作品をシェア

pagetop