大好きな君へ最後の贈り物を

電話






「春〜!久しぶり〜」


「うぁっ!?とともか、久しぶり〜」


「そんなに驚かなくても、隣町に引っ越してたまたまこっちに用事があったから来ただけだから。」


「へぇー幽霊かと。」


「人を勝手に殺すな〜!」

「ごめんごめん。」


「今日の所は許す。ところで優君は?」


「あぁー、アメリカにちょっと・・・」


「へぇ?アメリカ?何で?」


「野球でね、アメリカの人に呼ばれて、2ヶ月アメリカに行ったの。」


「へぇーアメリカね・・・で春は寂しいって思わないの?」


「寂しくはないけど、不安はある。」


「そっかー頑張れ!」


「えっ?普通そこは“じゃあ話し聞くだけ聞こうとか?"言わないの?」


「だって、私彼氏今居ないから、助けてあげようと思わないの。」


「うぁっ!鬼だ」


「ん?今何か言った?」


「いやっ言ってません。」

「よし。じゃあ行くわ」


「じゃあね」



















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