大好きな君へ最後の贈り物を
空港
「・・・あっ!!優来た!」
「えっ!?うゎ時間になるの早!?」
「だってうちらここに着くの遅かったじゃん。」
「あっそっか。ははっ。」
「その心なしの笑いどうにかしてよ・・・。」
「しょうがないの!昔からそうなんだから。」
「えっ?なにがしょうがないの?春。」
「うぁぁぁあ!?幽霊が私の名前知って・・・ってその声は・・・優!?」
「いつ俺死んだ・・・?春に殺されたんだ・・・俺。」
「ご ごめん。優は生きてるよ。」
「知ってるわ!本人が死んどることしらん人がどこにおるんや。」
「そうやね。」
「優。変わってないね。」
「うん。亜稀も元気だった?」
「うん。元気だけがとりえ。」
「そっか。春も変わってないな。」
「うん。優も」
「ところで、お前、俺のメールと電話無視しただろ。」
「あっやっぱり。ばれた?・・・よね」
「あぁ。正直寂しかった。」
「そのことはあとでちゃんと言うから・・・。」
「わかった・・・。」
「じゃあ帰ろう?」
「うん。」 「おぅ。」