大好きな君へ最後の贈り物を





その瞬間、私は目の前が真っ暗になり、体がふあっとした。







一体なにが起きたのだろうか・・・。






しばらく経って体が暖かく感じた。

誰かが助けてくれたんだ・・・っと思いまた凄い眠気が襲った。












私はやっと起きれた。白いベッドに静かな部屋。消毒液の匂いが少しする。右手が暖かいのに気が付いた。



ふと横を見たら私の右手を握って寝ている男の子がいた。






「あの・・・。もしもーし!」


「ふっ!!亜稀ちゃん起きた?ふぁぁぁーうーん。眠かったなら徹夜しずに寝れば良かったのにー無理したら体に悪いよ。」


「だ誰?ですか?」


「あー眼鏡外してるからわかんなかった?俺だよ。」

「ゆ優君!?嘘!?」


「嘘じゃないです。」


「じゃあテストは?やったの?まさか・・・。」


「そのまさかだよ。いつの間にか寝ちゃってた(笑)
俺も徹夜しちゃってさ。」

「えぇーごめんね。」


「いいんだよ。俺も悪いし。」


「じゃあお互い様で。」


「うん。」










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