『私も歩けばイケメンにあたる♪』
「えぇ?!
ちょっと!!」
突然のぬるっとした感触に
対応できない。
「はい、
じゃあ、撮るよ~。
皆笑って!」
こわごわ魚を抱える私たちを、
心さんが持っていたカメラに
収めてくれた。
結局、
あいつ以外は、誰も釣れなかった為、
勝負は、あいつの勝ちになった。
別荘へ戻ると、
雅と栞は、
疲れが出たらしく、
部屋で休憩中だ。
その間、
私は、一人で台所に向かった。
あいつが釣った、
さっきの魚を
どんな風に料理するのか、
興味があった。
当然、
管理人のおばさんがいると思って覗いた
そこには、
なぜか、
あいつ
がいた。