『私も歩けばイケメンにあたる♪』
「おい!
でめぇ、
いつまで待たせんだ!
遅刻するだろうが!!」
あいつの怒鳴り声で、
時計に目をやると、
大変だ!
いつのも電車に乗れなくなっちゃうよ!
あいつと二人で、
駅まで全力疾走するはめになり、
ぎりぎり乗れた、
電車の中で、息を切らせながら、
窓に映った、
自分の顔を見る。
ぐしゃぐしゃに乱れた髪。
息が上がって、
トナカイのように真っ赤な鼻。
荒れた唇・・。
はああぁ・・。
何やってるんだろう、私。