『私も歩けばイケメンにあたる♪』

と、

さっき遠ざかったはずの足音が、

また近づいてきて、

私の部屋の前でとまった。

その足音は、
勝手に部屋の中に入ってくると、

机の上に何かを置いた。

それから、
今度は、ベッドに近づいてきた、

かと思うと・・、


「おい!
起きろ!」


な、なに?!


あいつは、私の体を無理やり起こして、
引っ張った。


「ちょっと!
何するのよ!」

机の前に座らせられると、
嫌でも、机の上に置かれたものが
目に入る。


そこには、

さっきのお盆に載せられた夕飯と・・、

桃やら、みかんやら、チェリーやらが乗った、
ケーキが、

置かれていた。


何?これ?
どういうこと?






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