『私も歩けばイケメンにあたる♪』
「まさか・・。」
黒板に書かれていたことを思い出す。
確か、HPのアドレスが載っていた。
『どれくらい嫌われてるかサイトでチェックしなよ』
大野さんがそんなことを言ってたような気がする。
あの時は、なんのことだか分からなかったし、
その後、あいつに使用人と言われた事に
ショックを受けて、
あまり深く考えなかった。
「そう。
中傷されてるんだよ。
でも、気にすることないって。
どうせ、大野さんとか、北条さんの仕業だよ。
清がビシッと言ったから、
これ以上は何もしないと思うし。」
栞は、努めて明るく言ってくれた。