『私も歩けばイケメンにあたる♪』
「あいつね、
浮気してたんだ・・。」
雅は、重い口を開いて、
静かに話し始めた。
「信じようと頑張ったんだけどさ、
別の女と歩いてるの見て不安になって、
光輝を問い詰めちゃったの。
浮気してるんじゃない?って。
そしたら、あいつさ~・・。」
そこで、区切って、
雅は、深く息を吐いた。
悪い予感。
「俺、お前に飽きた、かわいそうだから付き合ってたって、
言ったんだよ。」
「「さいて~!!」」
雅の言葉に、
私と栞は、同時に叫んだ。