『私も歩けばイケメンにあたる♪』

「あぁ?喧嘩売ってんのか?
この女が寂しいって言うから、
親切な俺らが
一緒に遊んでやろうとしたんだろうが。」

「そういや、勝手にすっころんでたけどな。
また俺らと一緒に遊ぼうぜ。」


「きゃっ!」

右腕をとられて、
悲鳴を上げたとたん、

バキッ、と派手な音がして、
私の手をとった男が、地面に突っ伏していた。


「汚ねぇ手で、
こいつに触んじゃねぇよ。」


清の唸るような低い声で、
その男が清に殴られたんだと、
ようやく理解した。









< 328 / 462 >

この作品をシェア

pagetop