『私も歩けばイケメンにあたる♪』
「あぁ?喧嘩売ってんのか?
この女が寂しいって言うから、
親切な俺らが
一緒に遊んでやろうとしたんだろうが。」
「そういや、勝手にすっころんでたけどな。
また俺らと一緒に遊ぼうぜ。」
「きゃっ!」
右腕をとられて、
悲鳴を上げたとたん、
バキッ、と派手な音がして、
私の手をとった男が、地面に突っ伏していた。
「汚ねぇ手で、
こいつに触んじゃねぇよ。」
清の唸るような低い声で、
その男が清に殴られたんだと、
ようやく理解した。