『私も歩けばイケメンにあたる♪』

「ところで、ひかりは、
清君のことが好きなの?」


「びぇっ?」


てっきり今日のことを叱られるのだと、
覚悟していたので、

母の切れ味鋭すぎる変化球の玉を受け止めきれず、
蛙がつぶれたような、まぬけな声が漏れた。


「清君は、ひかりに告白したって言ってたわよ。」


「そ、それは・・。」


一体、清は、何をどう話してんのよ~?

冷や汗が流れる。


「美男美女のカップルね。」


「はあぁ?!」


天然だとは思っていたけど、
こんな性格だったっけ?


清が美男ってのは分かるけど、

どっからどうみても、

私は美女にはならないでしょ~が!





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