『私も歩けばイケメンにあたる♪』

ぎゅっと目を閉じて、

私は、恐怖に体を硬くした。



やだ~!



涙があふれてきて、

嗚咽が漏れる。


と、さっきまで背中にかかっていた体重が
ふっと軽くなる。


すると、ベッドに寝ているはずの、

助けを求めた相手の声が、

私の耳のすぐ後ろから、聞こえた。

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