『私も歩けばイケメンにあたる♪』


「もう!
何考えてるのよ。」


再び手がはずされて、
私は、かすれた声で抗議した。


「俺の部屋にこっそり忍び込もうなんて
生意気な女がいるから、

ちょっと懲らしめてやろうと思ってな。」


「別にこっそりじゃないよ。

ちゃんと声だってかけたし!」


小声でも、ちゃんと清の名前を呼んだのは、

本当のことだ。




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