『私も歩けばイケメンにあたる♪』

ぐうの音も出ない私は、
無言で清を睨みつけたけど・・。


「ごめんなさい。」


確かに、清の言うとおりだよね。

こんな夜中に、男の子の部屋に
こっそり入ってくるなんて、
非常識だ。

清は、ベッドにすとんと座った。


「で?
ひかりは、何の用だったんだ?」


「え?」


「俺に用があったんだろ?」


この状況で、
改めてそう聞かれて、

“あなたに会いたかったから、
忍び込みました”

なんて・・・、

口が裂けても言えない。






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