『私も歩けばイケメンにあたる♪』
清の口調からは、
おじさんへの絶対の信頼が感じられて、
私は心さんの言葉を思い出した。
『あいつは親父大好きだからな~。』
私の登下校に付き添うように言った
おじさんの言葉に、素直に従った清。
すさんでしまった清を取り戻すために、
おじさんがどれほどに、こころを砕いたのか、
容易に想像できた。
「で、本題だけどな。」
「本題?」
「俺が元カノと別れた原因を知りたいんだろ?」
そうだった。
話がそれて、すっかり忘れてた。