『私も歩けばイケメンにあたる♪』
私がひるんだのを見て、
清は、すかさず私の両手を握り締める。
そのまま、
私の体は、ぴたりと木に縫いとめられた。
「ほら、早く誓え。」
「や、やだよ。
恥ずかしぃ・・。」
「言わなきゃ、みんなの前でプロポーズするぞ。」
「な、何よそれ!」
「どうする?
みんなの前でプロポーズか、
今ここで俺に誓うか。」
睨みつける私の前で、
清は、余裕の笑みを浮かべて、
唇を、ぺろりと舐めた。