『私も歩けばイケメンにあたる♪』

「なっ?!」


清は、私の顎に指を引っ掛けて上向かせたまま、
にやにや笑っている。


「“そんなの嫌だ~!キスしてぇ~!”って言ったら、ちょっと考えてやるけど?」


「言いません!
私もう帰るから!」



引き止めてくれるかと思ったら、
清は、駅まで送ると言って、鍵を持ち出した。



なんか、寂しいな。
もっと一緒にいたいのに・・。



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