『私も歩けばイケメンにあたる♪』
・・駅までの道のりは、結構遠かったのに。
「いつまで、ぷりぷり怒ってんだよ。」
・・できるだけ、ゆっくり歩いたのに。
「いいかげん、機嫌直せよ。」
・・あっという間に別れの時間になっちゃって。
「好きって言ってくれたら、許してあげる。」
そうそう、清のペースに巻き込まれてばかりじゃないんだからね!
清は、
私の肩を抱き寄せると、
「好きだ。」
甘く囁いてくれて、
私の胸は、幸せで満たされた。