『私も歩けばイケメンにあたる♪』
私は、直樹君に
『伝言ありがと!
代わりのお迎え来たから、急ぐね。
じゃあ、また明日!』
と、早口で告げると、
教室から駆け出した。
『代わりの人に興味あるし~!』
と、
栞は笑いながら、
私と一緒に走ってくれる。
正門まで行くと、
なんだか、
いつもと様子が違う。
人だかりができていて、
ざわざわと騒がしい。
気のせいか、女子生徒の割合が高い?
なんだか、どこかで見たような光景だ。