The Last Lie

…うーわぁ…キツい。今のなに?昼ドラみたい!本当にあるの?こーゆーの!!
思いっきり動揺して、私には何も関係ないのに心臓がすごい速く動いてた。

それでもあの男の子はいまどんな顔してるんだろって気になって、また顔を出そうとしたとき。


『ねぇ』


男の子の声に身体が固まった。


『いつまで隠れてんの?とっくに気付いてるけど』

バレてたのーー!?
じゃああんなドラマみたいな事目の前でやらないでよ!!

どうやって逃げ出そうか悩む私に構わず男の子は話しかけてくる。


『ねぇ、今さら隠れたってしょうがないって』

『……』

『怒ってる訳じゃないから安心して?』


< 85 / 357 >

この作品をシェア

pagetop