The Last Lie
…うーわぁ…キツい。今のなに?昼ドラみたい!本当にあるの?こーゆーの!!
思いっきり動揺して、私には何も関係ないのに心臓がすごい速く動いてた。
それでもあの男の子はいまどんな顔してるんだろって気になって、また顔を出そうとしたとき。
『ねぇ』
男の子の声に身体が固まった。
『いつまで隠れてんの?とっくに気付いてるけど』
バレてたのーー!?
じゃああんなドラマみたいな事目の前でやらないでよ!!
どうやって逃げ出そうか悩む私に構わず男の子は話しかけてくる。
『ねぇ、今さら隠れたってしょうがないって』
『……』
『怒ってる訳じゃないから安心して?』