The Last Lie
『答えは3だよ、樺乃ちゃん』
『…う、そ』
『ほんと』
あの電話の楓さんを知ってる…?
『…その顔見ると楓さんのこと知ってるみたいだね』
『……』
『まぁ、伊川君から聞いたんじゃないみたいだけど』
『どうして、』
『ん?』
『どうしてそれを私に話したの?』
睨むように見上げた私を男の子をは笑顔で見下ろしてくる。
『知ってるから、言ったでしょ?伊川君の秘密を知ってるって』
『…意味がわかんない』
『いいよ、いずれわかるはずだから』