17年間…私が歩んだ道
しばらく階段の方を
見ていると
男が階段にしゃがみこみ
こっちをみていた。


今ドアを開ければ
入ってくるかも
しれない…

身の危険を感じて
私はケータイを
取り出し電話を
かけるふりをして
大声を出した。

男はびっくりしたのか
急いで階段を降りて
隣の家の前に
止めていた自転車に乗り
どこかへ行ってしまった。
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