17年間…私が歩んだ道
目を覚ますと
私は病院のベッドにいた。
手が温かい…

そこには私の手を
握って顔を伏せている
拓哉がいた。

『拓哉…!?』


「夏美?よかったー
まぢびびったんだぞ
おばさんから電話きて
夏美が倒れたって
ゆうから!
何ともない?」


『うん、平気
ねぇお母さんは?』

「おばさんなら
さっき先生に呼ばれて
出ていったよ。」

『ふうん…。』


私の頭の中で一瞬
嫌な事が浮かんだ。

『赤ちゃんは!?』

「俺が来たときは
疲労とかだろう
って誰かがゆってたから
赤ちゃんには
関係ないと思う」

『そっか…』
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