17年間…私が歩んだ道
頭の中が真っ白になった。


拓哉の顔をみると
口があいたまま
どこかを見つめていた。

私は震える手で
お腹を触った。




もういないの…?


その瞬間
涙が出てきた。

私が子どもの為に
初めて流した涙は
喜びではなく
悲しみの涙だった…。
< 93 / 125 >

この作品をシェア

pagetop