17年間…私が歩んだ道
『うわっやば!!』

私の声で拓哉が
目を覚ました。

「着いた?」


私たちは電車を降りた
一度ホテルへ迎い
荷物を置いてから
海へ行った。


海なんて何年ぶりだろう。
海を眺めたまま
突っ立っていた。

「夏美きて!」

拓哉に呼ばれ行くと
蟹の親子が
砂浜を歩いていた。

私は自然と
笑みがこぼれた。

「笑った…!」
< 97 / 125 >

この作品をシェア

pagetop