鬼畜な俺様執事


私は朔夜の背中を見て、急に不安になった。



呆れられたのかな…?



離れていっちゃうの?



私を置いていくの?



「……行かないで」



風で聞こえなかった?



「朔夜……行かないで!」



朔夜の足が止まる。



ゆっくりと振り向き、手招きした。

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