鬼畜な俺様執事


メイドたちの声に、私は意識を戻した。



「でもさ、使用人同士の恋愛は御法度だよね?」



「そうね。だから、朔夜さんと付き合うときは、ここを辞めるときかなっ」



嬉しそうに話す初美さん。



私は急に呪縛がとけたかのように、よろよろと自室へ戻った。

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