鬼畜な俺様執事


静かにベッドに近付いてくる。



ミシリと、ベッドに体重がかかった音がした。



「……起きてるか?」



朔夜の優しい声。



「……どこ行ってたの?」



かすかに震えた声に気付いただろうか?



そっと私の頬を撫でる。



「さびしかった?」



余裕のある含み笑い。

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