鬼畜な俺様執事


朔夜はズルイ。



そんなことしたら、怒れないじゃない……



真っ赤になった私を満足そうに見ている。



「奈津紀に謝んなきゃ。

じゃあ私、応援に行くね」



「ダメ」



朔夜の鋭い一言で、私の動きは止まった。



「ヒマなら、俺に付き合えよ」



そう言って、どんどん歩き出してしまった。

< 160 / 385 >

この作品をシェア

pagetop