鬼畜な俺様執事


「意識が戻ったのね」



優しく微笑む看護師さんに、私は思わず頷いた。



「どこか痛いとこはある?」



そう言われると、あちこち痛い。



そうだ、私、事故に遭ったんだ……



「あのっ……」



看護師さんは、私のバイタルチェックをしながら、優しい眼差しをよこす。



「私をここに運んでくれた人は……?」

< 184 / 385 >

この作品をシェア

pagetop