鬼畜な俺様執事


私は涙をこらえながら、携帯を見つめた。



自室へ入り、勉強机に突っ伏し、嗚咽をあげながら泣いた。



なぜ泣いているのか、自分でもわからない。



でも涙が止まらない。



「さ……くやっ……」



愛しい人の名前を何度も呟きながら、私は泣き続けた。

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