鬼畜な俺様執事
そう言えば、朔夜さんは、学校に間に合ったのかな?
車で登校した私が、この時間なのに。
私を見送ってから歩くと、間に合わないんじゃないかな…?
それにあの時計…チラッとしかみてないけど…カルティエだったような気がする…。
ぼんやりとそんなことを考えていると、担任の坂元先生が来た。
「来月は体育祭があるからな~。今日のHRまでに、出たい種目考えておけよ~」
高校に入学して初めての行事に、私は朔夜さんへの疑問も忘れ、ワクワクした。