鬼畜な俺様執事
波瀾
綱
執事には適当な理由をつけ、スケジュールを取り付けてもらう。
実の娘なのに、おかしな感じもするけど、もう慣れた。
以前は両親との距離を感じて嫌だったのに、朔夜といるようになってからはこの距離感が丁度いい。
我ながら現金だなと思う。
受話器を置こうとして、ふと気になったことがあった。
一瞬、聞いてもいいことかためらったが、抑えきれずに質問することにした。