鬼畜な俺様執事


「気になることって何?」



そう言えば、さっきもそんなことを言っていた気がする。



「今はまだ言えません。

ハッキリ確かめるまでは」



嘘や偽りを言っている様子はない。



もし言ってたにしろ、岡谷さんにメリットはないはず。



でも私は、岡谷さんに一つだけききたかった。



「どうしてそこまでしてくれるの?」



見返りも何もないのに。


< 345 / 385 >

この作品をシェア

pagetop