a little memory━恋心編━
「薬も飲んだし真苺部屋帰るか?」
え…まだ一緒に居たい…。
「1Fで寝る〜!!」
「もうっこの子はワガママやなぁ…vV」
とか言いつつ口元緩んでますよお兄さん…υ
「じゃあ俺の寝てた布団で寝えや?冷えたらアカンからな?」
大して寒くないのに私は寒そうな素振りをした。
「寒い…。」
「ほらちゃんと布団着て暖かくして!!」
英咲士君の瞳をじっと見ると…英咲士君の顔が近付いて来て首をかしげて
「何?何か言いたげやな?」
明らかに私の言いたい事を分かってて聞く確信犯だと分かったけど…言わなきゃしてくれないとも分かった
「寒いの…。」
服の裾をつまんでちょいちょいひっぱる。
布団の隣に横になり確信犯の意地悪な笑みを浮かべ聞いてくる。
「何なん?何して欲しいん?ちゃんと口で言いや?」
「…ぃ…て?」
小さく言った。
「ん?何?聞こえへん?」
「い…一緒に寝て?隣にずっと居て?」
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