a little memory━恋心編━

「英咲士君…好き…。」


小さく囁いた。



「好きだよ…。」


また囁いた。



少し英咲士君が動くけど…まだ寝てるよね…?



「ん…ん〜!!ふぁ…真苺?どないしたん?」


「どないしたんじゃ無いでしょ!!ビックリしたんだよ?!」


「なんで?」


「だって隣で寝てるからだよ!!ベッドに入るなんて!」


「はぁ?!゙添い寝゙しろ言うたん誰やねん?」



添い寝?ん…?あれっ?




「あ"……υ」


「思い出したか?」


「ハイ…υ」



ヤバイ!!殺される!!目から殺気が……υ



頭に手をポンと置かれ英咲士君の顔を見ると


「まぁ病人やから今回は許したるわ☆」


なんて凄く愛しげな瞳で見るから何も言えずに固まった…。



昔の人は凄いなぁ…。


゙目は口ほどに物を言ゔ


このうろ覚えのことわざは多分この時初めて意味が分かったと思う。






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