a little memory━恋心編━
コンコン
ビクッ
あぁビックリしたぁ…!!こんな時間に誰だろ?
(カチャ)
「真苺ちょっと来て…。」
「うん…。」
連れて来られたのは英咲士君の部屋…。
何?何なの?!
凄く胸騒ぎがする…。
(カチャ)
「真苺…入って座って!!」
(パタン)
「真苺…寝てたんちゃうん?里緒真苺は関係無いやろ?明日も学校やろ?」
「ん…ねぇ2人でさっきまで話してたの?」
「まぁ…大人の話をね♪」
相変わらず意地悪だな…。
「そっか…私もう部屋戻って良い?眠いし…。」
「待って…まだ話してないわよ?」
話…?
「真苺…英咲士君と付き合ってるんでしょ?もしくは両想いなのにお互い気付いてないとか…?」
「……………。」
英咲士君も私も沈黙…。
「何まさか今初めて両想いって知ったとか?ハハハ…」
よく笑えるな…全然笑えない…。
「真苺…止めときなさい!!好きな内に…こんな男と付き合っても何のメリットも無いわよ!!」
「何て事言うの?!英咲士君の事何も知らないくせに!!英咲士君は優しくて家庭的で…暖かくて…」
「止めや…。」
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