a little memory━恋心編━

｢街とかでよくスカウトされるんだ〜☆｣



｢あっそ…｣



｢それにあなた格好良いし大人だし私普段は自分から言わないけど…あなたの事好きみたい…私と付き合おうよ♪｣



………英咲士君!!


｢……てかスカウト？それが何？｣



｢だから私の彼氏だと羨ましがられるよ？｣



｢君の街での評価とか興味ないそれに何その格好と話し方…ウザッ!!｣



｢私と付き合ったら皆が振り返るもん!!｣


｢俺は別にそんなの気にしない…｡つか君と付き合う気も話す気も無いからさようなら…｣


英咲士君が電話を掛けた｡


勿論隠れてた私の携帯が鳴る!!


｢♪♪♪〜♪♪〜｣


やばっ!!


｢真苺…？何してたん？｣


｢あ…いや…委員会で話長くて…υ｣


｢遅い!!罰で後で覚悟しとけよ…？｣


｢え〜?!｣



｢真苺ちゃんの彼氏なんだ!!真苺ちゃんより私の方がモテるよ？｣


｢…………｡｣


私は絶句してしまった｡目の前で自分の彼氏をベタベタ触る女の子を見て良い気をする彼女なんて居ないだろう…｡







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