a little memory━恋心編━
家に着くとしんと静まった家の中…。


「誰も居ないのかな?」


「親父達もデート行ったんちゃう?」


確かに考えられる…。



って事は2人っきり?!
私の気分はみるみる回復して笑顔が溢れた。



「真苺はやっぱ笑顔がエエな♪」


「え?」


「何でも無い…こっち来ぃ」

ソファーに腰掛けた英咲士君が手招きする。


英咲士君の隣に座ると抱き上げられて膝の間に座らされた。



「英咲士君?!」


私を後ろから抱き締め背中に頭を当てて英咲士君は幸せそうに言った。



「はぁあ〜落ち着くわ〜。」





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