a little memory━恋心編━
「真苺〜おいでっ☆」
「ん〜何ぃ?」
寝てる所を起こされ寝呆けながら呼ばれた英咲士君の元へ…。
「俺真苺の寝起き喋り方可愛いくて好き♪」
と言いながら私を膝に座らせ向かい合わせにして英咲士君の胸に私の頭を付け腕の中に収められた。
抱っこ状態…。
抱っこなんてされたら眠気は一気に加速するよ〜Zzz
「真苺?眠いん?」
「ん…」
と言って背中に回した腕の力を少し強くしたら子供を寝かす様に背中をぽんぽんしながら少し揺らしてた。
英咲士君は私の揺りかごみたい…暖かくて優しくて凄く安心出来て守ってくれる揺り籠。
私は英咲士君の腕でゆっくりと夢の国へと旅立った。
英咲士君と居るといつもより安心して自分が無防備になると実感は有る。
実際無防備なんだとも思う…υでも、英咲士君と一緒に居ると何とも言えない安心感に包まれる。
だから腕の中で眠れるし…2人ならこれから先一緒に山を越えられると思う。
どんな棘道でも楽に歩いて行ける気がする。
゙あなたとならどんな困難も越えれる゙
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