a little memory━恋心編━
英咲士君は私を見てでこぴんしてきた。



パシッ



「痛っ〜!!」


涙目になりながら言うと英咲士君はご立腹の様子で、


「失礼な!!まだまだ若い20代やで?!」



サバ読むのは良くない。



見た目は20代に見えるけど…とかいう問題じゃ無い!!


「年じゃ無くて安心感とか有るから…ね?」



「ね?って言われてもうんとは納得出来へんわ…。」



「でも…」



「俺は真苺の父親ちゃうやろ?義理の兄貴でも有り真苺の彼氏…恋人やろ?」


「うん…。」


「分かった?」


「うん分かった。」


「じゃあパパとか言わへんな?」


あ…気にしてたんだ…。



「言わないよ♪英咲士君は私の彼氏だもん♪」


にっこり笑いながら言うと英咲士君も笑い返してくれる。







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