a little memory━恋心編━

「英咲士君?!真苺だよ分かる?」


「真…苺ちゃん?ここ病院やんな?俺なんで?」


「英咲士君…っ!!」



私の事真苺゙ちゃん゙って…


前みたいに真苺って呼んでよ!!



前みたいに真苺おいで!!って笑顔で私に言ってよ!!



どうして私を見て怪奇そうな顔をするの?



いつもみたいに優しく笑い掛けてよっ!!




「英咲士は何も覚えて無いのか?」


「オトン…オカン…?」


「っ?!英咲士君私達は分かるの?」


「ん…だけど真苺ちゃんは分からへん!!」



英咲士君が私をちゃん付けで呼ぶ度にキミなんか知らないって言われてる気がして胸が痛かった…。









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