a little memory━恋心編━
ガラガラ



「やだ〜英咲ちゃんったら可愛い事言う〜!!」


「ちゃん付けで呼ぶなよ〜!!あっ真苺!!」


「………英咲士君」



「可愛い〜♪女子高生?妹さん?」



「うんほら真苺挨拶して?」

「こんにちは…」



「こんにちは♪英咲ちゃんにこんな可愛い妹ちゃんが居たなんて…あっ私英咲ちゃんと前付き合ってた真由よろしくね☆」



「詳しく話さなくてええから!!真苺…?どないした元気無いやん?」



「私…帰る」


「あ…私帰るから妹ちゃんは残って…ね?」



元彼女の真由さんは帰った私は真由さんみたいに気配り出来ない。



「なぁ…毎日来ても何も変わらへんよ?」


「何も…?」


「ん…真苺の事妹と思って接してるから真苺と同じ好きにはなられへんし…」



好きにはなられへん…。


━妹━


「だから…真苺ここに来るのは今日で最後にせえへんか?」




最後にせえへんか…?


遠くでこだまする英咲士君の声



何を言ってるの…?






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